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こんにちは。今回は「審美的歯周形成」についてお話します。

審美的歯周形成とは、簡単に言うと「美しい歯ぐき」を目指した治療のことを言います。

例えば、せっかく歯列矯正を行い歯並びが良くなっても、歯ぐきの色や形、見え方が良くなければ見た目は改善されません。これは歯列矯正に限らず、インプラント治療やホワイトニング、セラミック治療時など、歯科治療全般において言えることです。

 

審美的歯周形成の適応となるのは、例えば以下のような状態が挙げられます。

 

● ガミースマイル

● 顕著な歯肉退縮

 

ガミースマイル

ガミースマイルとは、笑ったときに歯ぐきの見える範囲が広く歯ぐきが目立っている状態です。具体的には、笑ったときに歯ぐきが3mm以上見えているとガミースマイルと呼ばれます。お口周りの筋肉や骨格が原因であることもあれば、唇が原因になっていることもあります。また歯が生え切っておらず、一部が歯ぐきに隠れていることでガミースマイルになることもあります。

歯肉退縮

歯肉退縮は、歯ぐきが下がったことで歯が長く見えたり、歯の根っこが見えてしまったりしている状態です。これにより周りの歯とアンバランスになったり、被せ物のキワが歯ぐきに合わなくなったりして、見た目だけでなくむし歯のリスクが上昇することも。なお歯肉退縮の原因としては、歯周病や強い力でのブラッシング、歯列矯正、加齢などが挙げられます。

ガミースマイルや歯肉退縮などは、いずれも「自信を持って笑えない」「笑うときは口元を手で隠してしまう」などといった悩みにつながります。これを改善させるのが審美的歯周形成です。歯肉切除や歯肉移植といったいくつかの方法がありますが、歯ぐきの状態やその原因によっても治療法は変わってきます。