予防歯科│浜松の入野町でインプラントなど中心に、患者さまを第一に考えた高度な診療を行なう歯医者「竹内歯科医院」

053-489-4618TEL

Prevention 予防歯科

予防歯科とは

予防歯科とは

予防歯科とは、虫歯や歯周病を予防するために、さまざまな処置を実施する診療科です。細菌の温床となる歯垢やバイオフィルムをクリーニングで除去し、歯磨きでは落とせない歯石はスケーリングで取り除きます。清潔な口内環境を維持するためには、正しい歯磨き習慣を身に付ける必要があるため、口腔ケアのプロフェッショナルである歯科衛生士が患者さんお一人おひとりに最善といえるブラッシング指導を実施します。歯を強くするフッ素塗布も予防歯科ならではの歯科処置といえます。

予防歯科で受けられる処置

  • ・口腔内診査
  • ・クリーニング
  • ・スケーリング(歯石除去)
  • ・ブラッシング指導
  • ・フッ素塗布

口腔内診査について

いわゆる“定期検診”で歯科を受診すると、歯周ポケット検査・歯茎からの出血の検査(BOP)・歯の動揺度検査など、歯周組織に重点を置いた検査が実施されます。虫歯の有無も診査されますが、多くの時間は歯周組織検査に割かれるのが現実です。その点に疑問を感じている患者さんも少なくないことでしょう。これは日本の保険制度の仕組みと深く関連している部分であり、その考え方について正しく理解しておくことはとても大切です。

厳密には、保険で予防や定期検診はできない

上記の処置は、いずれも保険診療で受けることができます。これらは一般的に「予防」「定期検診」「メンテナンス」という認識が持たれていますが、厳密には異なる点に注意が必要です。なぜなら、予防・定期検診を目的とした医療は、原則として保険が適用されないからです。実は、皆さんが予防・定期検診と思って受けている処置は “治療”なのです。

病状が安定した歯周病に行われる治療

歯茎や顎の骨は全体的に健康を取り戻せてはいるけれど、「4mm以上の深い歯周ポケットが残存している状態は、歯周病の症状がまたいつ悪化してもおかしくないため、クリーニング・SRP(スケーリング・ルートプレーニング)・咬合調整・ブラッシング指導などを継続していく必要があるのです。通院間隔は3ヵ月に1回程度が基本となります。患者さんのお口の状態によっては1~2ヵ月に1回の頻度で通うことも可能です。

歯周病の重症化を予防する治療

「歯周ポケットが4mm以下になった」場合、皆さんが予防・定期検診・メンテナンスと捉えている処置がこれに当たり、保険診療で受けられます。あくまで歯周病の重症化予防を目的とした治療ではありますが、患者の皆さんは予防や定期検診と考えていただいて支障はありません。約3ヵ月に1回の頻度で受けることができます。

歯周ポケットについて

歯周ポケットについて

歯周ポケットは、歯と歯茎の境目に生じる溝で、正常であれば1~2mm程度にとどまります。歯周病が進行すると、歯と歯茎の付着が剥がされて溝が深くなり、4mm以上で「歯周炎」と診断されます。臨床の現場では、歯周病の進行度を評価する上で有用な指標となっています。

歯周ポケットが深いとどうなる?

歯周ポケット内は酸素が少なく、その傾向は深くなるほど強まります。酸素を嫌う嫌気性細菌の歯周病菌にとっては、最高の環境です。また、深い歯周ポケット内に形成された歯石は、ブラッシングはもちろんのこと、スケーリングでも取り除けないため、歯周病菌の活動がますます活発化していってしまうのです。
その結果、歯茎の血管に一部の細菌が入り込み、全身を巡る過程で動脈硬化・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病・認知症などのリスクを上昇させます。歯周病はそうした全身疾患とのかかわりが深い病気なのです。

お問い合わせ